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新しいIBD治療は抗真菌剤とプロバイオティックを混合する可能性がある

20 Dec 2017

Digestive and Liver Disease誌に発表された新研究では、IBDの新しい治療は、消化管の至る所で微生物の健康バランスを促進するために、抗真菌剤とプロバイオティックを混合することによって生まれる可能性があると示唆している。

総括の著者らは、IBDの1種であるクローン病における消化管炎症を悪化させる頑強なバイオフィルムを形成するために、特定のバクテリアと真菌が、どのように一緒に作用するようにみえるかを発見したと述べる。

IBDは、免疫システムが胃腸管または消化管の細胞を間違って攻撃し、痛みを伴う炎症を起こす長期間にわたる疾患である。

IBDには二つの主要な種類がある:潰瘍性大腸炎は結腸または大腸そして直腸を侵す;そしてクローン病は消化管のどこでも侵す。

米国では、約1,600万人がIBDであると考えられているが、その多くが35歳になる前にIBDになることがわかっている。

消化管の健康にとって不可欠で信頼できる真菌

数年間、研究者らは、消化管に生息する膨大な微生物がどのように健康と疾患に寄与するのかを調査するために遺伝的手法を使ってきた。

「残念ながら、」と筆頭著者Mahmoud A. Ghannoum氏(University Hospitals Cleveland Medical Center と Case Western Reserve University、米国)は、述べる。「研究の多くが、バクテリアだけを調べることに焦点を当てる一方で、重要なプレイヤーである真菌を見過ごしてきた」

以前の研究で、Ghannoum氏らは、口の中の微生物の遺伝子構造を調べるために“ディープシーケンス”を使用した。これは、人間には膨大な真菌種がコロニーを作っている   ことを明らかにする予期せぬ結果が出た。

その結果、後の研究で、研究者らは、クローン病の患者の消化管はクローン病でない健康な親類より2つのバクテリア(大腸菌とセラチア菌)と1つの真菌(カンジダ・トロピカリス)のレベルがかなり高いことを発見した。

研究所におけるさらなる調査で、3つの有機体が、宿主免疫反応を活性化する能力のある、大きく、頑強なバイオフィルムを形成するような方法で協力することが示された。

その研究が、真菌とバクテリア間のコラボレーションが人間の健康に影響することを明らかにした最初のものではなかったが、クローン病における炎症との関連を示唆する最初の研究であった。

プロバイオティックも消化管の真菌に立ち向かうはず

新研究では、研究チームはそれらの結果を再考し、IBDの新治療を考察し、抗菌剤とプロバイオティックの混合に対して立証している。

彼らは、真菌とバクテリアが有機体のレベルだけでなく、“生物界”間でどのように一緒に作用するのか考察する。

著者らは、さらに彼らの以前の研究で、真菌が消化管の健康において重要な役割をはたすことを明らかにしただけでなく、“不均衡による真菌の異常増殖”が粘膜または消化管の内膜にどのようにダメージを与えるのかも示している。

彼らは、新しいプロバイオティックを開発する努力は真菌とバクテリアがIBDにおいて一緒に作用する可能性があることを考慮するべきであると結論づけている。

アプローチの一つは、まず望ましくない真菌の異常増殖を除去し、その後、消化管におけるバランスをもとの状態に戻すために、善玉菌と有益な真菌の両方を混ぜたプロバイオティックを投与することであろうと彼らは提案する。

「バクテリアと真菌の両方が健康と病気において重要な役割をはたすというわれわれの革新的な発見は、病気の経過を理解するためだけでなく、慢性消化器系疾患を患う人々のための人生を変える可能性のある治療開発のためにこの上なく大きな意味を持つ」
Mahmoud A. Ghannoum氏

https://www.medicalnewstoday.com/articles/319633.php

(2017年10月4日公開)

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