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MNT : 栄養学 : ホットレッドチリペッパーを食べると長生きする可能性がある

09 Feb 2017

新しい研究は、スパイシーフードの愛好家に朗報をもたらした。ホットレッドチリペッパーを食べると、長生きする可能性があるからだ。
米国における16,000以上の人々の研究では、チリペッパーを摂取した人々が、スパイシーフードを食べなかった人々より、平均18年にわたってあらゆる原因による死亡リスクがより低かったことが判明した。

本研究の共著者であるUniversity of Vermont College of MedicineのMustafa Chopan氏とBenjamin氏は、PLOS One誌に研究結果を先ごろ発表した。

チリペッパーはトウガラシ属の果物であり、ナス科の植物に属する。多くの種類のチリペッパーがあり、それらすべてが異なる辛さを有している。

ハラペーニョのような唐辛子には、非常に辛いフレーバーがカプサイシンと呼ばれる化合物によりもたらされる。従来の研究は、この化合物が多様な健康上の効用をもたらすことを示唆してきた。

Medical News Todayで報じた最近の報告でも、カプサイシンが乳がんを止める可能性があることを発見し、一方で先の研究では、カプサイシンと大腸がんリスクの抑制を関連づけた。

Chopan氏とLittenberg氏によれば、2015年にBMJ 誌に発表された、ある研究だけが、チリペッパーのようなスパイシーフードの摂取が死亡リスクにどのように影響するかを研究していた。その研究は、そのような食べ物の習慣的な摂取と全死因死亡率の低下と原因別死亡率の関係を発見した。

レッドチリペッパーを食べる人々は長生きする可能性があることを見出したことで、本研究はこの関係を後押しする。

レッドチリペッパー摂取により、全死因死亡率リスクは13%低下する

Chopan氏とLittenberg氏は、1988年と1994年の間にNational Health and Nutritional Examination Survey IIIに参加した18歳以上の成人16,179名のデータを解析することで研究結果を得た。

アンケート時に、参加者らがここ1か月間にホットレッドチリペッパーを摂取したかが、食物頻度アンケートを使って評価された。

参加者らの全死因、および原因別死亡率は、National Death Indexを使用して、平均18.9年間追跡調査された。追跡期間中、死亡例は4,946であった。

ホットレッドチリペッパーを食べなかった参加者に比べて、食べた参加者は全死因死亡率のリスクが13%低かったことがわかった。

本研究では比較的死亡数は少なかったために、Chopan氏とLittenberg氏は、ホットレッドチリペッパー摂取が原因別死亡率にどのように影響したかというデータは限られると述べている。

さらに、使用可能なデータは、ホットレッドチリペッパー摂取は心疾患と脳卒中のような血管系の病気による死亡リスクの低下に最も強く関連していたことを示唆した。

研究者らは、レッドチリペッパーが寿命を延ばす可能性があるという正確なメカニズムを突き止められないが、一方でそれはカプサイシンしか残っていない可能性があると言っている。カプサイシンはtransient receptor potential (TRP) チャネルを活性化する。

「TRP vanilloid type 1 (TRPV1)の活性化が、脂質異化作用と熱産生のメディエイターを変えることによって、肥満に対する細胞質のメカニズムを刺激するようにみえる」と研究者らは説明する。「肥満に対する防衛が循環器、メタボリックそして肺疾患のリスク低下につながる」

「カプサイシンは、冠血流のTRP-mediated modulationを通して心疾患を防ぐ可能性もある」と付け加えた。

新研究により、従来の研究の一般化可能性が高まった

全体的にみて、研究者らはこれらの最新知見は、ホットレッドチリペッパー摂取に関連した死亡率の有意な低下を示唆することで、スパイシーフード摂取が死亡リスクの低下と関係があるという2015年の研究の知見を後押しすると述べた。

しかしながら、Chopan氏とLittenberg氏は、以前の研究は中国人の成人でのみ実施された、よって今回の研究はそれらの知見の一般化可能性を高めた。

研究者らは以下のように結論付けた。

「両方の調査の観察に基づく本質と仮定すると、因果関係は示唆されたが、確認されてはいない。更なる研究により、他のスパイスの恩恵やあるチリペッパーの亜類型の異なる影響を調査することを目的とするべきである。そのようなエビデンスは、食べ物と健康関係、最新の食物勧奨、そして新しい治療の開発への新しい洞察に繋がる可能性がある」

http://www.medicalnewstoday.com/articles/315262.php
(2017年1月16日公開)

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