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MNT : がん : 全般 : コーヒーががんを引き起こす可能性はないが、非常に熱いコーヒーはその可能性がある

27 Jun 2016

WHO国際がん研究機関の最新レポートは、コーヒー愛飲家にとってよいニュースとなった。レポートによれば、コーヒーが、実際にがんのリスクを下げることはあっても、上げることは到底ありえないと結論づけている。しかしながら、非常に熱いコーヒーは、食道がんのリスクを上げる可能性があるとも報告している。

予防医学と泌尿器科の准教授である Mariana Stern氏を含む、10カ国にわたる研究者らが、Lancet Oncology誌にその結果を発表した。
研究チームは、コーヒー、マテ、紅茶を含むホットドリンクを飲むと多数のがんのリスクにどのように影響を及ぼすかを観察し、1,000以上の研究を再考察することによってこの結論を得た。
コーヒー摂取の発がんへの影響は、1991年に国際がん研究機関によって評価されたのが最後である。
その再考察では、コーヒー摂取と膀胱がんの関係という限られたエビデンスを確認後、コーヒー摂取は人間に対してことによると発がんの影響があると判断された。

しかしながら、国際がん研究機関は、過去25年にわたってコーヒー摂取の影響を評価している多数の研究があること、またそのような研究が膀胱がんとの従来の関係を説明している可能性もあり、それが新しい再考察研究を促したと注記している。

コーヒー摂取は、あるがんのリスクを低減することに関係している

新しい再考察は、全般的に見れば、コーヒー摂取が発がんリスクを増大させることを示唆するには“エビデンスが不十分”であると結論づけた。

大半の研究で、コーヒー摂取は膵臓がん、乳がん、泌尿器がんのリスクを増大させないことを示した。

さらに、この考察により、毎日コーヒーを1杯飲むと肝臓がんのリスクを15%減らす可能性があり、同時に子宮と子宮内膜がんのリスクが減ったことも示した。

本研究によれば、コーヒー摂取と20の他のがんの関係は結論がでなかった。

国際がん研究機関は、新しい知見は、彼らの以前の考察であるコーヒー摂取と膀胱がんには関係があるとした結論が間違っていたということを意味しない。しかし、さらに多くの研究が、前に評価されたリスクが喫煙のような他の要因によったと結論づけることが現在は適切であると述べている。

65度以上熱い飲み物は、食道がんを引き起こす可能性がある

本考察により、コーヒー摂取についてポジティブな結論を引き出した一方で、コーヒーとマテを含む非常に熱い飲み物を飲むことは、人間にとって発がんの可能性があることも示した。

研究者らは、65度以上の飲み物はなんでも食道がんのリスクを高める可能性があることを発見した。食道がんは、喉と腹をつなぐ筋肉の管である食道から始まるがんである。

研究チームは、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイなどの南米の国々では、66度~100度のマテを飲む習慣があることを注記している。

興味深いことに、これらの国々では、食道がんの割合がやはり高い、そしてその理由は今までは良くわかっていなかった。

新しい考察では、特に冷たいまたは温かいマテと高いがんリスクの間には何の関係もないことが判明後は、非常に熱い飲み物がある役割を果たしている可能性がある。

「我々は、温度の影響からマテそのものの影響をさらに注意深く評価することができた。そして、観察されたマテの摂取と食道がんの関係は、主に非常に熱いマテを飲むことによって引き起こされるようにみえると結論づけた」
Mariana Stern

Stern氏は、非常に熱い飲み物は、食道につまっている細胞を損傷する可能性の物的証拠があり、これががん発症の原因となり得ると加えた。

本考察に基づいて、Stern氏は、熱い飲み物に関して、以下のようなアドバイスをしている。
「コーヒーやマテを楽しんで。しかし、それほど熱くないことを確かめて」

http://www.medicalnewstoday.com/articles/311019.php
(2016年6月24日公開)

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