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ecancer : 全般 : ビタミンCストレスにより異体がん細胞が死滅する

09 Nov 2015

特定の変異を有する大腸がん細胞は、他の細胞とは異なったビタミンCを取り入れ、これらのがん細胞を最終的に殺すことが、新たな研究で示された。

ビタミンCがヒトのがんの有効な治療手段であるという考えは注目すべきことであるが、この実績は、当分野における臨床試験結果とは矛盾が生じるため、多くの議論が交わされてきた。

さまざまな進行中の臨床試験にて、治療効果が表れるのは、血漿中濃度の高いビタミンCを経口ではなく、静脈内に投与したときであるかどうかが調査されている。

その一方で、ビタミンCが選択的にがん細胞を死滅させると考えられる分子機構については、不明なままである。

本研究にて、Jihye Yun氏とその同僚らは、細胞増殖を調節するKRAS、BRAF遺伝子の特定変異のヒト結腸直腸がん(CRC)の細胞を調査した。

彼らは、これらの細胞が、特に変異体細胞内で過剰発現する一定の受容体を介して、酸化型ビタミンCをもたらすことを示した。

そして、この酸化型ビタミンCは、正常な細胞でなく変異体の増殖に必要な酵素を不活性化する酸化ストレスをもたらす。

細胞培養の結果と一致して、著者らは、KRAS突然変異の腸腫瘍を有するマウスに対して高用量ビタミンCを投与したところ、腫瘍増殖が阻害されたことを発見した。

今後、科学者たちは、これらの細胞に対するビタミンCの選択毒性を、ビタミンC療法確立のために利用すべきかどうかを調査する。

http://ecancer.org/news/8092
(2015年11月6日公開)

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