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ecancer : 前立腺 : ESMO 2015 : ヨーロッパにおける転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)の初の大規模な前向き観察研究

06 Oct 2015

The Prostate Cancer Registryの初分析からなるデータが、オーストリア、ウィーンで開催したECC 2015にて発表された。

The Prostate Cancer Registryは、ヨーロッパにおける初の大規模な転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)前向き研究である。

これは、mCRPC医療の質を向上させるために、実データの提供を目的とした。

対象患者3,000名が目標であったが、ヨーロッパ16か国における192施設のmCRPC患者2,500名以上がすでに登録されていた。

本研究では、患者に対して最大3年間追跡調査が行われた。

腫瘍学および泌尿器科クリニックの両方で、このような大規模な患者集団による実データを収集することにより、The Prostate Cancer Registryは、通常の診察におけるmCRPC医療の質を最適化する、重要な医学および科学的な質問に対処する機能を持つ。

「新たな、有効的な治療法の出現により、多くの患者が益を得る一方で、医師の治療法選択肢が増えるにつれて、どの治療法が、そしてどの順序が各患者にとって良いのかという疑問が生まれる」と、ロンドンのGuy’s Hospital、Simon Chowdhury氏は述べた。

「The Prostate Cancer Registryにより、通常の臨床で遭遇する、心疾患と糖尿病などのような複数の疾患を有する患者の追跡を可能にした。The Registryの規模と研究範囲から、さまざまな治療のオプションと患者の各ニーズに対する治療を最適化する方法を理解するための大規模データセットを、われわれが分析することができる。データベースが充実すると、通常の診療で現代のmCPRC処置における知識を築き続けることが期待される」

初の分析に関するECC2015での発表では、実際の患者集団の調査を反映した、複合臨床症状患者の幅広い範囲の登録が示された。

本研究における患者は平均年齢71.5歳で、併存疾患の発生率は62.8%、そのうち最も一般的な心疾患発生率は54.9%、そして高血圧発生率は44.6%である。

登録された患者のうち79.2%は、併用薬を処方された。

登録時において、41.4%の患者は化学療法歴があり、58.6%は化学療法歴がない患者であった。

さらなる分析やデータについては、2016年初旬に発表される予定である。

Janssen Europe, the Middle East and Africa (EMEA)、Company Group Chairman のJane Griffiths氏は、次のように述べた。「The Prostate Cancer Registryは、Janssenが支持し誇りとする画期的な観察研究である。われわれは、The Registryが通常の診療におけるmCRPC処置の発展を提供することを願う。また、The Registryの提供する情報が、進行性前立腺がんの治療の改善につながることを期待する」

前立腺がんは、男性において最も一般的に診断されるがんで、毎年、ヨーロッパでは、40万の新しい症例が診断される。2つの最新の前立腺がん総計データより、現在、ヨーロッパにおける男性患者は300万人に及ぶ。

http://ecancer.org/news/7814
(2015年9月28日公開)

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