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ecancer : 血液 : ICML2015 : 13-ICML: PET検査(positron emission tomography)がステージⅠ/Ⅱホジキンリンパ腫患者の転帰を改善

31 Jul 2015

EORTC (European Organisation for Research and Treatment of Cancer)、LYSA (Lymphoma Study Association)、 FIL (Fondazione Italiana Linfomi)によるランダム化H10試験の最終結果が6月19日、スイス、ルガノで開催された13th International Conference on Malignant Lymphomaで発表された。早期のFDG-PET(2-deoxy-2[F-18]fluoro-D-glucose positron emission tomography)検査で陽性であったステージⅠ/Ⅱホジキンリンパ腫患者の転帰を改善する結果であった。

オランダのNijmegen、Radboud University Medical CenterそしてArnhem、Rijnstate Hospital Arnhemに所属し、当研究チームのEORTC主任コーディネータであるJohn Raemaekers氏は、次のように述べた。
「ステージⅠ/Ⅱ患者の予後は、放射線療法併用の化学療法を標準レジメンとして治療を受けた場合、良好であるものの、腫瘍制御は一部のサブグループ患者にのみ改善をみせ、また、遅発性毒性は標準治療を受けなかった患者のほうが軽い可能性があった。それゆえ、この試験には2つのポイントがあった。1つ目は、早期FDG-PET陽性のステージⅠ/Ⅱホジキンリンパ腫陽性患者の転帰が、早期の強化化学療法の投与によって改善されるか。2つ目は、早期PET陰性患者において、リンパ節の罹患局所への放射線療法を併用療法による標準治療から省くことは可能か」

この試験より、ABVD療法2サイクル後もまだFDG-PET陽性のステージⅠ/Ⅱホジキンリンパ腫患者において、リンパ節の罹患局所への放射線療法によるBEACOPP療法(escalated)強化のほうが、リンパ節の罹患局所への放射線療法による標準療法ABVD療法の継続に比べて、無増悪生存期間において、有意なベネフィットがみられたことが示された。[5年無増悪生存率91%と77%、ハザード比(HR)0.42、P値0.002、95%CI (95%信頼区間)23%から74%と5%から21%]

早期PET陰性群の分析から、以前発表された中間解析の結論が示された。

われわれは、無増悪生存期間において、単剤投与による化学療法と、標準治療であるの併用療法との非劣性を示すことができなかった。

EORTC/LYSA/FIL H10 20051試験は、15歳から70歳、ステージⅠ/Ⅱ、横隔膜上に発症する標準的なホジキンリンパ腫未治療の患者1,950名が対象であった。

http://ecancer.org/news/7519   
(2015年7月16日公開)

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