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ecancer : 全般 : がんワクチンが生存期間を延長する可能性

19 May 2015

進行性前立腺がんまたはメラノーマなどの転移性疾患を治療するために開発されたがんワクチンは、腫瘍にほとんど影響を与えず、統計的に患者生存率が有意に増加している。

NeoStem, IncのRobert O. Dillman氏は、「“無増悪生存期間”よりも“全生存期間”が、臨床試験におけるがんワクチン有効性評価の標準であるべきだ」と、Mary Ann Liebert, Inc.のpeer-reviewed専門誌、Cancer Biotherapy and Radiopharmaceuticalsにて発表した。

当記事は、Cancer Biotherapy and Radiopharmaceuticalsのウェブページ上にて、2015年5月6日まで無料閲覧可能である。

論文 “がんワクチンが生存期間を延長する可能性(Can cancer vaccines prolong survival?)” 内で、Dillman氏は、臨床試験におけるがんワクチンを評価する2つの主要な評価項目間で差別化を行っている。

がんワクチンは、がん細胞に対する免疫反応を促進し、長期記憶で腫瘍を認識して誘導することで、疾患の進行を遅らせているようには見えないものの、全生存期間を延長させることができる。

「無増悪生存期間と比較した全生存期間の測定は、臨床試験の期間が長くなるものの、唯一の適切な評価項目といえるであろう」と、著者は述べた。

「これは、現在進行中または予定されているワクチンや抗体免疫療法の臨床試験数を考えるとタイムリーな記事であるといえる」と、共同編集長であるUniversity of Alabama放射線生物学部放射線腫瘍学科のDonald J. Buchsbaum氏が述べた。
「転移がんの患者におけるワクチンまたは抗体免疫療法の有効性から、全生存期間が最も優れた臨床的評価項目であるという結論は、4つの臨床試験による分析に基づいている」

http://ecancer.org/news/7140
(2015年4月6日公開)

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