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06 Feb 2025
アルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、クロアチア、北マケドニア、ルーマニア、セルビア、スロバキア、トルコの保健指導者、政策立案者、研究者、そして支持者らが一堂に会する画期的なイベントにおいて、南東ヨーロッパにおけるヒトパピローマウイルス(HPV)に関連するがんおよびその他の疾患を撲滅するための地域的な行動の呼びかけである共同宣言「Message Across Borders」の署名が本日行われる。
HPVは、子宮頸がん、膣がん、肛門がん、外陰がん、陰茎がん、頭頸部がんの少なくとも6種類のがんの原因となる。HPVワクチンはこれらすべてを予防できる。
本会議と共同宣言は、地域のパートナーシップを強化し、成功事例を共有し、南東ヨーロッパ全域でワクチン接種率と検診受診率を大幅に改善するための政策的解決策を探求するものである。
これは、HPVとの闘いにおいてすべての国が緊密に協力することを約束するものである。
このモデル協定は、以下の主要な目標に焦点を当てている。
・ 対象国におけるデータ収集および登録システムの強化
・ パートナーシップの構築とステークホルダーの関与におけるベストプラクティスを実施し、
動員と支援活動を促進
・ 性別を問わないワクチン接種範囲の拡大と、検診プログラムの強化
・ 共通の課題に取り組むための知識交換と共同解決策の促進
この協定は、European Cancer Organisationが主催し、Bulgarian Parliament(Sofia)で開催された会議 A Shared Vision for South East Europe: Eliminating HPV Cancers Togetherで公表された。
参加した主な政治家は以下の通り:Silvi Kirilov氏(Health Minister of Bulgaria)、Kostadin Angelov氏(Bulgarian Parliament、former Health Minister)、Christina de Bruin氏(Representative of UNICEF Bulgaria)、Daniel Kelly氏(Co-Chair of the ECO HPV and Hep B Action Network)。
Romanian Ministry of HealthのSecretary of StateであるTiberius Brădăţan氏もビデオ演説を行う。
この会議は、地域全体でHPV関連がんと闘う上での来年の課題と新たな機会について議論する場として機能する。
(2025年1月23日公開)