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e-cancer:がん全般 ワクチン未接種の成人がん患者がCOVIDに感染した場合、COVIDに感染していないワクチン未接種の成人がん患者に比べ、何らかの原因で死亡する確率が7倍高い

24 Oct 2022

SARS-CoV-2ウイルスに未感染かつ、ワクチン未接種の成人がん患者に比べ、ワクチン未接種でCOVIDに感染した成人がん患者は、あらゆる死因で死亡する確率が7倍高いことが、Regenstrief Instituteの集団調査で明らかになった。

研究者らは、2019年と2020年にがんと診断され、積極的な治療中または寛解期にある成人がん患者を調査した。

この研究は、COVID-19ワクチンがSARS-CoV-2ウイルスの祖先株で利用可能になる前のデータを用いて行われた。

研究者らは、最近がんと診断されたワクチン未接種者のうち、高齢者、高血圧、糖尿病、冠動脈疾患、慢性腎臓病など2つ以上の合併症を持つ者、男性、地方の居住者は、他のがん患者集団と比較して、COVID後の死亡リスクが高いことを発見した。

研究者らは、死亡の原因となりうる他の要因をさまざまな方法で検査したが、SARS-CoV-2感染への曝露は、複数の分析で一貫してリスク増加と関連していた。

COVIDと肺がん、消化器がんを併発した人の死亡リスクは最も高かった。

SARS-CoV-2ウイルスに感染した成人の死亡率が高いことは、両方のがんが女性よりも男性に多いため、男性の死亡率が高いことの一因となっている。

「今回の調査結果は、COVID陽性と判定された成人がん患者の死亡リスクの上昇を明らかにし、がん患者(寛解期の患者を含む)に対するワクチン接種、ブースター、定期的なCOVID検査の重要性を強調している」と、研究の上席著者でRegenstrief InstituteおよびRichard M Fairbanks School of Public Healthの公衆衛生情報学ディレクターのBrian Dixon博士は述べた。
「今回の結果は、がんと診断された人が予防措置を講じるだけでなく、COVIDが陽性であった場合には、市場で入手可能な治療法を迅速に探すよう促している」

「他の研究では、COVIDを持つがん患者の死亡リスクは、われわれが発見した7倍の増加よりも低い可能性が報告されている」と、Dixon氏は述べた。
「われわれの論文で述べたように、先行研究は一般的に小規模で、単一のがんセンターや医療システムからのデータに基づいて計算されている。
しかし、州全体のCOVID検査データベースとリンクした電子カルテを用いた包括的な集団アプローチにより、インディアナ州全体の施設、公衆衛生局、州生体記録局の死亡登録から得られた確実なデータを分析し、診断、全原因および全ての場所での死亡を明らかにすることができた。

これらの結果から、研究者らは、がんと診断された人、または過去3年以内にがんと診断された人は、COVID-19のワクチン接種を最新の状態に保つことを推奨している。

さらに、最近がんと診断された人は、SARS-CoV-2ウイルスに感染したら直ちに医療機関に連絡し、入院や死亡を防ぐための治療法について相談することが推奨される。

「インディアナ州の成人がん患者におけるCOVID-19診断と死亡リスク:後ろ向きコホート研究」がJMIR Cancer誌に掲載された。

https://ecancer.org/en/news/22270-unvaccinated-adult-cancer-patients-with-covid-seven-times-more-likely-to-die-from-any-cause-than-comparable-patients-without-covid-infection

(2022年10月14日公開)

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