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e-cancer:脳腫瘍 ASCO 2022:併用免疫療法は安全かつ膠芽細胞腫に有望な結果をもたらす

07 Jun 2022

Dana-Farberの神経腫瘍専門医によるASCOでの発表で、2年間の追跡臨床試験の中間データによると、2種類の実験的がん免疫療法剤と免疫チェックポイント阻害剤の新しい併用療法は、新たに膠芽細胞腫と診断された患者に有望な結果をもたらすことを示した。

GBM-001の第I/II相非盲検試験のデータでは、末梢血流において「かなりの割合の患者が強固な免疫反応を示した」こと、また本薬剤併用は非常に高い忍容性を有していることが確認されたと、 Center for Neuro-Oncology at Dana-Farberの臨床部長で、GMB-001の主任治験調整医師であるDavid Reardon氏は述べた。この治験には、非常に侵襲性が強く致命的な膠芽細胞腫患者52名が含まれている。

さらに、生存期間中央値は17.9か月で、MGMTプロモーターがメチル化されていない患者の過去の中央値14~16か月と比較して「適度な改善」を示し、メチル化されている患者の過去の中央値23~25か月と比較して32.5か月であることがわかった。

Reardon氏は、「これらのデータは有望であり、この疾患に対する併用免疫療法が、単剤免疫療法があまりうまく機能しなかった場合に有効な戦略である可能性を強調する。本試験は、新たに膠芽細胞腫と診断された患者において、腫瘍ワクチン戦略とPD-1チェックポイント阻害剤を併用した最初の試験の1つであると述べた。

この試験は、膠芽細胞腫に多く発現している特定の抗原を標的とし、体内の免疫T細胞を刺激することを目的とした2つの薬剤(同社では「DNA医薬品」と呼ぶ)を開発したバイオテクノロジー企業INOVIO社がスポンサーとなった。

この2つの薬剤は、INO-5401とINO-9012と呼ばれ、腫瘍を可能な限り除去する手術を受けた患者に筋肉内注射で投与される。INO-5401は3つの膠芽腫抗原を標的とし、INO-9012はT細胞免疫活性化因子であるIL-12をコードする合成DNAプラスミドで、腫瘍に対する免疫反応を活性化するのに役立つ。

これらに加えて、がんが免疫反応を抑制するために使用する分子ブレーキ解除を目的としたPD-1阻害剤であるcemiplimabが投与される。

https://ecancer.org/en/news/21890-asco-2022-immunotherapy-drug-combination-is-safe-with-promising-results-in-glioblastoma

(2022年5月27日公開)

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