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e-cancer:がん全般 低肉食および非肉食は、全部のがんのリスク低下と関連

02 Mar 2022

週5回以下の肉食は、全部のがんのリスク低下と関連することが、オープンアクセス学術誌BMC Medicineに発表された。

英国University of OxfordのCody Watling氏らは、2006~2010年にかけてUK Biobankに登録された英国成人472,377名のデータを分析し、食事とがんのリスクとの関係を調査した。

40~70歳の参加者は、肉や魚を食べる頻度を報告し、研究者らは健康記録を用いて平均11年間に新たに発生したがんの発生率を算出した。

彼らは、糖尿病の状態、社会人口学的、社会経済的、ライフスタイルなどの要因を考慮した上で分析を行った。247,571名(52%)が週に5回以上肉を食べ、205,382名(44%)が週に5回以下、10,696名(2%)が魚は食べるが肉は食べない、8,685名(2%)がベジタリアンまたはビーガンであることがわかった。54,961名(12%)が研究期間中にがんを発症した。

研究者らは、週5回以上肉を食べる人に比べて、週5回以下の人は全部のがんのリスクが2%低く、魚は食べるが肉は食べない人は10%低く、ベジタリアンやビーガンの人は14%低いことを明らかにした。

特定のがんの発生率と参加者の食事を比較したところ、週5回以下しか肉を食べない人は、週5回以上肉を食べる人に比べて、大腸がんリスクが9%低いことがわかった。

また、前立腺がんのリスクは、週に5回以上肉を食べる男性に比べ、魚は食べるが肉は食べない男性で20%、菜食主義者の男性で31%低いことがわかった。

ベジタリアンの閉経後女性は、週5回以上肉を食べる人よりも乳がんリスクが18%低かった。しかし、その結果、ベジタリアンの女性は肉食の女性よりもBMI(体格指数)が低い傾向があることが示唆された。

研究者らは、この研究の観察的性質から、食事とがんのリスクとの因果関係について結論を出すことはできないと注意を促している。さらに、UK Biobankの食事データは、連続した期間ではなく、ひとつの時点で収集されているため、参加者の生涯の食事の典型ではない可能性がある。

著者らは、今後の研究では、追跡期間の長い大規模集団において、肉をほとんどまたは全く含まない食事と個々のがんのリスクとの関連を調査する可能性を示唆している。

https://ecancer.org/en/news/21621-health-low-meat-and-meat-free-diets-associated-with-lower-overall-cancer-risk

(2022年2月24日公開)

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