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e-cancer:乳がん 細胞核内の破裂が腫瘍浸潤を促進する

04 Oct 2021

細胞の核が重要な機能を果たす:細胞DNAを保護し、適切な使用を可能にする。

しかし、その細胞自体が圧迫および変形すると、例えば細胞遊走や増殖の際、核は変形、または一時的にでも破壊される可能性がある。

そして、この圧迫がDNA損傷を引き起こす。

CNRS、キュリー研究所およびINSERM1の研究チームが明らかにしているように、その結果、健康な細胞の老化と乳腺腫瘍細胞の浸潤特性の取得を加速させているのである。

細胞が圧迫され、細胞核を破壊する際、DNAはTREX1と呼ばれるDNA破壊酵素に接触する可能性があるということを、この研究チームの研究者らが明らかにしている。

TREX1の正常な機能は、細胞に感染しようとするウィルスのDNAを破壊し、その細胞を守ることであるが、こうした異常な条件下では細胞DNAを攻撃する。

健康な組織内では、細胞はその時点で老化の兆候を示し、分裂を停止する。

しかし、本研究チームは乳腺腫瘍においては異なる事象を認めた:がん細胞を殺すのではなく、TREX1により生じた損傷により、その侵襲性がさらに高まるのである。

例えば、腫瘍が増殖しすぎた際にその細胞は圧迫され、細胞環境を破壊する能力を取得し、隣接組織を浸潤し、転移のリスクを高める。

これらの結果により、乳がんの発生、および老化においてもTREX1酵素の重要性が明らかとなった。

研究者らは現在、TREX1の活性を阻止し得る分子の特定と試験を試みている。

TREX1は、炎症や免疫を調節する重要な役割を果たすため、それらの抑制剤には治療において多くの実用性の可能性がある。

https://ecancer.org/en/news/20996-breast-cancers-ruptures-in-cell-nuclei-promotes-tumour-invasion

(2021年9月24日公開)

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