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e-cancer:血液がん EHA 2021:慢性リンパ性白血病/小リンパ球リンパ腫に対する第一選択薬のイブルチニブ+ ベネトクラクスはクロラムブチル+オビヌツズマブよりも優れた治療法である

02 Jul 2021

イブルチニブとベネトクラクスの併用は、2つの標的治療の相補的作用機序のため慢性リンパ性白血病/小リンパ球性リンパ腫(CLL/SLL)患者の治療に有効となる可能性がある。

ベネトクラクスはいかなる血中癌細胞も死滅させるが、イブルチニブはリンパ節からCLL細胞を動員し癌細胞の増殖を阻害する。

GLOW試験は、未治療のCLL/SLL患者を対象に、投与期間を固定した第一選択の経口薬としてイブルチニブ+ベネトクラクス(I+V)の有効性と安全性をクロラムブチル+オビヌツズマブ(Clb+O)と比較した初の無作為化臨床試験である。

患者計211名を組み入れて1:1で無作為化し、追跡期間中央値27.7ヵ月において調査した。

I+V投与群では、Clb+O投与群に比べ、無増悪生存期間が有意に改善されたが、これは事前に定義されたサブグループ全体と整合する結果であった。さらに、治療終了3ヵ月後の骨髄中および末梢血中の検出不能な微小残存病変(uMRD)の割合も、I+V群が有意に高かった。

重要な点として、この群の患者の84.5%は、治療終了後12ヵ月時点で末梢血中にuMRDが存在していた。

同様に、I+V群の方が高い完全奏効率を示し、その後に治療を開始するまでの期間が長かった。I+V群において、Grade 3以上の試験治療下で発現した有害事象で多くみられたものは、好中球減少(34.9%)、下痢(10.4%)、および高血圧(7.5%)であった。

まとめると、CLL/SLLの第一選択薬としてのI+Vは、奏効の深さならびに寛解持続期間の改善と忍容可能な安全性プロファイルを示し、Clb+Oよりも優れた有効性が認められた。

https://ecancer.org/en/news/20459-eha-2021-first-line-ibrutinib-venetoclax-is-superior-to-chlorambucil-obinutuzumab-for-chronic-lymphocytic-leukaemia-small-lymphocyte-lymphoma

(2021年6月12日公開)

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