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e-cancer:血液バイオマーカーはがんの負担を軽減する

25 Sep 2020

フリンダース大学の研究者らは、早期発見早期治療が難しい頭頸部がんの予測や診断に役立つ有望な血液検査モデルを開発中である。

世界疾病負担レポート(2017)によれば、世界で毎年約1,000万人が新たにがんを発症し、年間38万人超が頭頸部がんによって死亡している。

オーストラリアのフリンダース大学での研究により、口咽頭扁平上皮がんの血清マイクロRNAバイオマーカーシグネチャが発見され、この新たな研究は先日、Journal of Translational Medicine誌(BMC Springer Nature)で報告された。

研究者らによれば、このシグネチャは他の部位に生じた扁平上皮がんである頭頸部がんを検出できる可能性があるため、食道がんの血液バイオマーカーを開発するための旧NHMRCオーストラリア政府の資金援助を受けて開発された。

「マイクロRNAは、頭頸部扁平上皮がんの早期診断、予後、再発、および転移性疾患に対するバイオマーカーとして役立つ可能性がある。しかし、miRNAが頭頸部扁平上皮がんに臨床的に有意義であるという専門家の合意は得られていない」と フリンダース大学の研究者であるDamian Hussey博士は述べた。

「本研究結果が臨床に応用できれば、初期頭頸部がん患者やリスクの高い人々の同定など、サーベイランスや早期診断および治療を促進できる可能性がある」と共同研究者であるEng Ooi准教授は述べた。

最新の研究では、相互検証された優れた予測能力を持つバイオマーカーシグネチャを生み出す新しいアプローチが用いられた。 研究者らは、その結果はさらなる研究の必要性を支持するものであったと述べた。

https://ecancer.org/en/news/18575-blood-marker-may-reduce-cancer-burden
(2020年9月2日公開)

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