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ecancer:婦人科:ASCO 2019:子宮がん肉腫の女性に対する新しい標準レジメン

13 Jun 2019

子宮または卵巣の再発がん肉腫を有する女性を対象とした、パクリタキセルとカルボプラチン(PC)とパクリタキセルとイホスファミド(PI)を比較した第III相NRG Oncology clinical trial GOG 0261(NRG-GOG 0261)の結果は、PC併用治療がこの患者集団の標準治療と見なされるべきであることが示唆された。

本研究は、子宮がん患者の間で、PCによる治療は主要目的である全生存期間(OS)に基づいてPIより劣っておらず、PCはPIと比較した場合、より長い無増悪生存期間(PFS)結果と関連していた。

これらの結果は先日、米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会で発表され、「Best of ASCO」を授与された。

「婦人科がん肉腫はまれだが、非常に攻撃的であり、これらの悪性腫瘍の女性にとって理想的または最適な治療法は何かをめぐる多くの議論があった」と、NRG-GOG 0261のアブストラクトの筆頭著者である、Washington University School of Medicine のMatthew A. Powell氏は述べた。
「以前の第II相試験では、パクリタキセルとカルボプラチンの併用により、安全性と治療の利便性の点で、この患者集団における転帰の改善の可能性が示唆された。したがってパクリタキセルおよびイホスファミドを含む治療計画に対してこれを試験した」

原発性子宮がん肉腫コホートにおける適格患者449名を含むNRG GOG 0261臨床試験の結果から、全生存期間の中央値は、PI治療を受けた患者が29か月、PC治療を受けた患者が37か月だった(HR = 0.87; 90% CI = 0.70 to 1.075; p < 0.01 for NI, p > 0.1 for superiority (S)。

さらに、PFSの中央値は、PC治療の女性で16か月、PI治療の女性で12か月であった(HR = 0.73; NIではp = <0.01、Sではp <0.01)。 おもに血液学的なPC治療では毒性が増加したが、意識障害と尿生殖器出血はPI治療ではより有意に悪化した(毒性グレード1/2/3/4/5:PC 1/8/40/48/2%; PI 1/32/39/25/1%)。 治療中、両群ともQOLにおいて同様の低下と神経毒性症状の増加があった。 OSの中央値がPC群30か月とPI群25か月、そしてPFS中央値がPC群で15か月、PI群で10か月の卵巣がん肉腫患者の小規模な二次コホートに参加した女性でも同様の傾向が認められた。 「このまれな悪性腫瘍を経験した女性の生存率と生活の質を継続的に改善することを望む」と、Powell氏は付け加えた。 https://ecancer.org/news/16137-asco-2019–new-standard-regimen-for-women-with-uterine-carcinosarcomas.php

(2019年6月4日公開)

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