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ecancer:前立腺:個別化モデルが非転移性前立腺がんの治療指針の一助となる可能性

19 Mar 2019

ウェブインターフェース上で容易にアクセス可能な新しいリスクモデルは、非転移性前立腺がん患者の生存、ならびに生存に対する異なる治療法の効果を予測できる。

英国のUniversity of CambridgeのDavid Thurtle氏らによって開発されたモデリング手法については、今週のPLOS Medicine誌に掲載されている。

非転移性前立腺がんの男性では、「経過観察」から手術や積極的な治療まで、さまざまな治療法があり、適切な選択肢がたくさんある。

前立腺がん特異的死亡率、全死因死亡率、および治療の影響の予測は、意思決定に対して情報を提供し、緩慢性疾患の過剰治療および侵攻性疾患の過少治療を回避するためにきわめて重要である。

本研究では、研究者らは2000年から2010年の間に英国東部で非転移性前立腺がんと診断された男性10,089人とシンガポールで診断された男性2,546人に関するUK National Cancer Registration and Analysis Serviceのデータを使用してPREDICT前立腺モデルを開発した。

モデル – 10年および15年の生存結果を推定する – を作成し、男性の年齢、PSA(前立腺特異抗原)レベル、腫瘍の組織学的悪性度、生検コアの関与、病期および一次治療を用いて作成され、かつ検証された。

新しいPREDICT前立腺リスクモデルは、最大0.84(95%CI:0.82-0.86)までの一致指数で生存転帰を予測した。

英国のデータセットでは、予測された前立腺がん特異的死亡または観察された前立腺がん特異的死亡または総死亡の間に有意差はなかった。

しかしながら、本研究は、比較的小規模な外部検証コホートと、12か月以上の治療に対する変更の遅れを説明できないことにより制限されていた。

「このモデルは標準的治療以上の追加検査を必要とせず、自由に利用できる」と著者らは述べ、「それは十分な情報に基づいて標準化された意思決定を可能にし、過剰治療と過少治療の両方を減らす可能性がある」と付け加えた。

https://ecancer.org/news/15615-individualised-model-could-help-guide-treatment-of-non-metastatic-prostate-cancer.php

(2019年3月13日公開)

 

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