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e-cancer:がん全般 カプサイシン徐放性製剤の抗がん作用を見直す新たな研究

16 May 2022

Marshall University Joan C. Edwards School of Medicineの研究チームは、カプサイシン徐放性製剤の抗がん作用について、初めて詳細な研究結果を発表した。

カプサイシンは唐辛子に含まれる天然物質で、唐辛子を食べるときに辛味と風味を与える物質である。カプサイシンの徐放性製剤は、抗がん作用延長のために研究されている。

この論文は、薬理学分野の主要な医学総説誌であるPharmacology & Therapeutics誌に掲載され、固体分散系、リポソーム、リン脂質複合体、ナノ粒子などのカプサイシン徐放性製剤の成長抑制活性を年代順に紹介するものである。

これは、カプサイシン徐放性製剤の抗がん活性を詳細に説明した初めての論文である。研究チームは、生物医学准教授Piyali Dasgupta博士と生物医学教授Monica Valentovic博士が率いている。

「この総説は、ヒトがんにおけるカプサイシン製剤の包括的な概観を提供する最初のものである」と、この研究の筆頭著者であるDasgupta氏は述べている。「「これまでの文献では、カプサイシンの徐放性製剤については簡潔に述べられているにすぎない」

カプサイシンは、さまざまなヒトがんに対して強力な増殖抑制作用を示した。しかし、カプサイシンの臨床応用は、溶解性と生物学的利用能の低さ、スパイシーな風味という3つの要因によって阻まれてきた。

「カプサイシンの経口使用には、胃痙攣、吐き気、腸の灼熱感、胃腸の炎症などの好ましくない副作用と関連がある」と、この論文の筆頭著者であるValentovic氏は述べている。

「これらの欠点を克服する戦略は、異なる送達システムの開発である。例えば、長時間作用型徐放性製剤送達システムにカプサイシンを封入すれば、抗がん剤としてより効率的なカプサイシンレベルを安定させる可能性がある」

Dasgupta氏とValentovic氏のほか、臨床担当のMaria T. Tirona氏、Joshua Hess氏、Paul Finch氏や共著者のStephen Richbart氏、Justin Merritt氏、 Ashley Cox氏、Emily Moles氏、Katie Brown氏が寄稿した。

https://ecancer.org/en/news/21836-new-study-reviews-anti-cancer-activity-of-sustained-release-capsaicin-formulations

(2022年5月5日公開)

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